日本の現行の普通切手の額面の種類

日曜日, 7月 31st, 2016 @ 12:00 AM

今から170年以上も前のこと、世界初の郵便切手が英国で発行されました。また、日本で最初に普通切手が発行されたのは、明治の初期、すなわち1871年のことです。そして、その20年以上後の1894年、明治天皇の婚礼25周年を祝して発行されたのが、日本初の記念切手です。

ではここで、2016年6月現在における、日本の現行の普通切手の種類について、簡単にご説明しましょう。まず、最も少額であるのが1円です。これに描かれているのは、「日本の近代郵便の父」とも呼ばれる人物、前島密です。江戸時代の末期、越後国(今の新潟県)で生まれた前島は、日本の官僚また政治家として、日本の近代化に様々な分野で貢献しました。近代郵便事業の整備も彼の業績とされており、それをたたえる意味も込めて、その肖像がこれに採用されています。

さて、次の額面は2円です。ながらく秋田犬をデザインしたものが使用されてきましたが、利用頻度の少なさなどの理由から、2002年には廃止となってしまいました。ですが、2014年の消費増税と郵便料金の改定に伴い、その需要に再び目が向けられるようになりました。そこで、この年に「エゾユキウサギ」という白ウサギの描かれた新デザインのものが発行され、50円(かつてのはがき料金用)や80円(かつての封書料金)の切手に追加として貼付されるなどして活用されています。さて、これ以降は、日本特有の動物たちが登場します。すなわち、「シマリス」が3円切手に、「ニホンザル」が5円に、「トキ」が10円に、「ニホンジカ」が20円に、「キタキツネ」が30円に、そして「ニホンカモシカ」が50円にそれぞれ描かれています。

そして、これに続く額面には、日本の6種類の植物が描かれています。すなわち、52円切手の「ソメイヨシノ」、82円の「ウメ」、92円は「スミレ」、100円は「サクラソウ」、120円では「フジ」の花、そして140円の「ヤマブキ」という植物たちです。

さらに、これ以降の4枚に描かれているのは、日本の代表的な国立公園の風景です。205円切手には、鹿児島県にある「屋久島国立公園」の縄文杉が描かれています。次いで、近畿地方の3県にまたがる「吉野熊野国立公園」が採用されているのは280円です。そこには和歌山県の那智の滝が描かれています。そして、310円には北海道の「利尻礼文サロベツ国立公園」内の利尻島が、また500円には青森県など東北3県にまたがる「十和田八幡平国立公園」の奥入瀬渓流が描かれています。そして最後に、1,000円切手に描かれているのは、日本を代表する最高峰、富士の姿です。したがって、これまで述べてきた現行の普通切手の額面の種類は、合計で19種となります。なお、上記に加えて、慶弔用(お祝いやお悔やみの文面を送るため)に利用される切手が4種あります。

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